【信賞必罰(しんしょうひつばつ)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

信賞必罰(しんしょうひつばつ)

指導者たるもの常日頃から適切な「信賞必罰」を求めなければいけないという、松下幸之助さんの言葉があるように、「信賞必罰」は我々人間にとって非常に重要なことの一つです。そこで今回は「信賞必罰」という言葉について、その意味や語源から実用的な使い方や会話文まで詳しく説明していきます。

信賞必罰の意味

「信賞必罰」とは賞罰を明確にし、称えられるべき行いをした者には賞賛を与え、罪を犯したものにはそれ相応の罰を与えることを意味します。組織運営において従業員の士気を上げる為にも、この「信賞必罰」は非常に重要なことだと言われています。

信賞必罰の由来・出典

韓非という中国の思想家の作品である『韓非子』の中で、組織の上に立つものが下のものを統制する際に心得ておくべきこととして七つあげました。その中に「信賞必罰」は二度も出てきています。

信賞必罰の類義語・同義語

「信賞必罰」の類語には、「論功行賞」や「アメとムチ」「勧善懲悪」などが挙げられます。

信賞必罰の使い方・例文

例文1.組織運営において重要な事は、信賞必罰を徹底する事だ。
例文2.信賞必罰を心得なければ、組織を統制する事はできない。
例文3.信賞必罰を理解している上司は、部下の扱いが上手だ。
例文4.信賞必罰の考えのもとでは、上の立場であってもしかるべき罰を受けるべきだ。
例文5.信賞必罰に基づいて、成果を挙げたものには追加で報酬を与える。
信賞必罰は社会を成り立たせるためには必要なことですね。

信賞必罰の会話例

男性
聞いてよ、先月の営業成績が一位だったみたいで金一封を貰っちゃったよ。
女性
すごいね!成果をあげた人にはしっかり報酬が支払われる、信賞必罰が徹底された会社なんだね。
男性
そうだよ、上司だろうと成果をあげなかったら給料は上がらないんだ。
女性
まさに成果主義だね。

信賞必罰の方が社員のモチベーションも高かったりします。

信賞必罰の豆知識

『韓非子』は今も多くのリーダー達に読まれており、検索すると内容をまとめたいくつかのサイトが出てくるので、そこでザックリと内容を掴んでみても良いかもしれません。

信賞必罰の難易度

「信賞必罰」は漢字検定準二級以下の簡単な四字熟語です。どれも小学生で習う簡単な漢字で構成されています。

信賞必罰のまとめ

今回は、賞罰を明確にして与えることの大切さを表す、「信賞必罰」という言葉について解説しました。日本は年功序列の考えによって、年齢が若いというだけで報酬が制限されることが多い国です。それでも最近では個人のアイデアやスキル次第で、多くのチャンスが与えられるようにもなっていますので、腐らず自分をレベルアップさせていくことが大切ですね。

信賞必罰だと気を引き締める
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