満身創痍(まんしんそうい)
何か辛いことや苦しいことなどに直面したときにその問題を乗り越えることができれば、自信に繋がると思います。だからこそ、日々失敗することを恐れずに新しいことに挑戦するということは大変いいことだと思います。しかし、人には限界というものがあります。寝ないで作業を続けたり、病気にかかっているにも関わらず活動を続けたりすれば限界をむかえてしまうこともあると思います。そんな様子を表すことができる四字熟語に満身創痍というものがあります。今回は、そんな満身創痍という言葉について見ていきたいと思います。
満身創痍の意味
満身創痍の意味は以下の通りです。
・身体が傷だらけの状態。
・精神的苦痛を受けていて限界をむかえているさま。
・心身がボロボロなさま。
・非難を受けること。
・病気で苦しんでいるさま。
満身創痍は、色々な意味を含む四字熟語です。身体だけでなく、精神もボロボロな状態にも使うことができます。使える場面が多いので、意味をしっかりと覚えておけるといいと思います。
満身創痍の由来・出典
満身創痍の「満身」はからだじゅうのことを表しており、「創痍」は手酷く受けた損害のことを表しています。これらの言葉を組み合わせて満身創痍という四字熟語が成り立っています。
満身創痍の類義語・同義語
「満身創痍」の類義語には、「百孔千瘡」「半死半生」「疲労困憊」などが挙げられます。
満身創痍の使い方・例文
例文1.あまりに多忙な日々が続いてしまい、満身創痍になる。
例文2.力仕事でからだじゅうを傷つけてしまい、満身創痍になる。
例文3.失態を演じてしまい、精神的負担から満身創痍に陥る。
例文4.満身創痍でも彼は仕事のパフォーマンスを落とさない。
例文5.少し体調が悪いなら満身創痍になる前に病院に行ってきたらどうだろうか。
このように満身創痍は、心身がボロボロなさまを表す際に用いることができます。
満身創痍の会話例
これは、仕事が忙しいことについて話している様子です。
満身創痍の豆知識
満身創痍は様々な意味をもち、多くの場面で使われる言葉です。疲弊しているさまをありありと表すことのできる四字熟語です。昔は、身体が傷だらけの状態を表す言葉でしたが、今日では非難されているさまや病気の場合にも使われるということを覚えておけるといいと思います。
満身創痍の難易度
満身創痍の漢字の難易度は、「満」は小学4年生程度、「身」は小学3年生程度、「創」は小学6年生程度、「痍」は難しい漢字です。
満身創痍のまとめ
何事を行うに体調管理は大切です。なぜなら風邪を引いてしまったり、病気にかかってしまったりすればベストパフォーマンスを発揮することができなくなってしまうからです。心身ともに満身創痍にならないよう気をつけられるといいと思います。