【永遠無窮(えいえんむきゅう)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

永遠無窮(えいえんむきゅう)

永遠をより強調したい際にピッタリな四字熟語が「永遠無窮」です。永遠だけでも本来は十分なのですが、少々在り来たりな表現となるので、それを補う為にこちらを好んで使う人もいます。それでは、「永遠無窮」の詳しい解説となります。

永遠無窮の意味

「永遠無窮」の意味は以下の通りです。
・永遠に果てしなく続く。終わりがない永遠に続く長い時間。
・途方もなくいつまでも続く。
永遠に続く様を表現する四字熟語が「永遠無窮」です。そもそも”永遠”だけでも上記の様な意味ですが、”無窮”と付け足す事でさらに無限に永遠が続くと理解できます。”永遠”は「果てしなく続く」「時間を超えた存在」、”無窮”には「無限」「永久」「永遠」という意味があります。よって、「永遠無窮」とは永遠と永遠を合わせた言葉でもあるのです。

永遠無窮の由来・出典

「永遠無窮」の由来は、福澤諭吉の著書「文明論之概略」(1875年)に記された文言となります。他の文献としては、”永遠”は古代中国の歴史書「書経」、”無窮”は日本の歴史文学書「太平記」などに残されています。

永遠無窮の類義語・同義語

「永遠無窮」の類義語には、「永永無窮」「未来永劫」などが挙げられます。

永遠無窮の使い方・例文

例文1.結婚式で盛大に永遠無窮の愛を誓った兄夫婦が、たったの三カ月で離婚をして双方の両親が慌てた。
例文2.子犬を飼うようになったらその愛くるしさに心を奪われ、この生活が永遠無窮に続くと思ってしまっている。
例文3.東大に合格しその後は官僚になり人生が思い通りに進んでいたが、永遠無窮に内閣の隷となると思うと、最近は何のためにあれだけ勉強をしてきたのかと疑問を覚える。
例文4.我が娘に永遠無窮な愛を注いできたが、高校卒業と同時に入籍と出産をして二重のショックとなった。
例文5.東京から福岡間の夜行バスに初めて乗った時は、その苦痛が永遠無窮に続くあまり、途中リタイアを何度も考えてしまった。
永遠無窮に続く苦痛はしんどいですね。

永遠無窮の会話例

男性
よし、飲みにいくぞー。
女性
もちろん付き合います。
男性
という、こんなやり取りを毎日、永遠無窮にしたいね。
女性
永遠無窮どころか、来月すら潰れそうなのがうちの会社じゃないですか。

永遠無窮に続いたら良いということもあるのですね。

永遠無窮の豆知識

「永遠無窮」とほぼ同じ意味の四字熟語には「永永無窮」「未来永劫」があり、ある状況などが永遠とするものは「永垂不朽」「河山帯礪」「万古長青」等となります。宗教において”永遠”とは特別な意味を含んでいる事から、類似の言葉がいくつも作られたと推測できます。

永遠無窮の難易度

「永遠無窮」は漢字検定準2級から9級相当で、”窮”だけ高校在学レベルとなり他は小学校低学年レベルの四字熟語となります。

永遠無窮のまとめ

永遠を意味する四字熟語の一つが「永遠無窮」です。永遠に果てしなく続く、永遠に続く長い時間という意味が込められ、永遠をより強調させる際に用いられます。

永遠無窮を表す黄金のリング
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