【津々浦々(つつうらうら)】の意味と例文と使い方

津々浦々(つつうらうら)

日本語というものは、日本在住であれば、誰でも一度は耳にしたことがあると思います。また、日本の文化や慣習、日本料理など共通の考え方や共通の食べ物など全国各地に広く知られているものはたくさんあります。そんな全国に広く知られていることを表す言葉として津々浦々という四字熟語があります。今回は、そんな津々浦々をマスターしていきたいと思います。

津々浦々の意味

津々浦々の意味は以下の通りです。
・国のいたるところ。
・あらゆるところの港や海岸のこと。
津々浦々は、いたるところの港や海岸のことを表しており、そこから転じて国のいたるところといった意味として使われるようになったと考えられています。日本が島国であることからこの津々浦々という言葉が全国のいたるところを指す四字熟語として使われるようになったとも考えることができます。

津々浦々の由来・出典

津々浦々の「津々」というのは港のことを表しており、「浦々」は、海岸を表しています。これらの言葉を組み合わせて津々浦々という四字熟語は成り立っています。

津々浦々の類義語・同義語

「津々浦々」の類義語には、「四方八方」「四荒八極」「古今東西」などが挙げられます。

津々浦々の使い方・例文

例文1.彼らは、一躍面白いネタで大ヒットを果たし、津々浦々に広く知られている。
例文2.その企業は、多くの商品をオンラインで販売しており、津々浦々に全国の多くの人がその商品を購入している。
例文3.彼はインフルエンサーで津々浦々に広く知れ渡っているだけでなく世界からも注目されている。
例文4.今日では、インターネットが広く普及しているため、どこからでも津々浦々まで簡単に情報を発信できるようになった。
例文5.津々浦々に知れ渡っているこの国で起きている問題は、国民全員で協力して乗り越える必要がある。
このように津々浦々は、広く国に知れ渡っていることを表すにはもってこいです。

津々浦々の会話例

男性
最近うちの近くにもコンビニができたんだけど全国展開しているチェーン店らしいね。
女性
そうだとも。全国津々浦々にあるから知らない人はほとんどいないよ。
男性
へえ。それはいいね。しかもこの前そのコンビニに行ってみたんだけどどれも美味しそうなものばかりだったよ。
女性
全国展開しているだけあって商品の種類が豊富だったり、美味しいものが多いからね。

これは、コンビニについて話している様子を表したものです。

津々浦々の豆知識

日本は島国であり、至るところに入り組んで海岸や港が広がっている様子から全国隅々までということを表しています。集中するときには、よく指の先まで神経を尖らせると言ったりしますが、そのイメージと津々浦々も同じです。合わせて知っておくと覚えやすいかもしれないです。

津々浦々の難易度

津々浦々の漢字の難易度は、「津」は漢検準2級程度と少し難しい漢字です。また、「浦」も漢検準2級程度と難しいです。「々」は繰り返しを表すための漢字です。全体的に難しい漢字が多いのでしっかりと覚えておくとよいです。

津々浦々のまとめ

今日では、他の国のニュースや出来事でもインターネットを利用することによって知ることができます。逆に海外に向けて情報を発信することもできます。今では。誰でも比較的簡単に知りたいことを知ることができます。だからこそ津々浦々という言葉を使うことが多いかもしれないので覚えておくといいと思います。

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