悠々自適(ゆうゆうじてき)
十人十色という四字熟語があるようにみんなそれぞれ性格も違えば、体質も違うし、考え方も違います。物事に対して、せっかちな人もいれば、マイペースな人もいます。マイペースと聞くと落ち着いている様子であったり、ゆっくりと行動していたりする人を思い浮かべると思います。そんな人を悠々自適という言葉で表現できるのですが、今回はそんな悠々自適について意味、由来、使い方などなど見ていこうと思います。
悠々自適の意味
悠々自適の意味は以下の通りです。
・他人や世間の考え方にとらわれず、のんびり気ままに生活をすること。
・自分のペースで物事を進めること。
・思いのままに行動してすること。
悠々自適とは、その人が生活にゆとりを持って暮らしている様子を表すのにはもってこいの四字熟語です。多くの人は、平日であれば忙しない日を送っていると思います。そんな様子からは相対する落ち着いた暮らし、自分のしたいこと、好きなことだけをしている生活のことを悠々自適という言葉では表せるのです。
悠々自適の由来・出典
悠々自適の「悠々」は余裕があって落ちついているさまを、「自適」は自分が気の思うままに暮らすことを指します。このことから悠々自適という言葉として使われるようになりました。
悠々自適の類義語・同義語
｢悠々自適｣の類義語には、｢晴耕雨読｣｢悠然自得｣｢悠々閑々｣などが挙げられます。
悠々自適の使い方・例文
例文1.この悠々自適な生活になれてしまった今、昔のような忙しい日々には戻れない。
例文2.今度の連休は長いので悠々自適に好きなことだけをして生きていく。
例文3.私はとても本を読むことが好きなので悠々自適な生活に読書は必須である。
例文4.老後は都心を離れて郊外で悠々自適に落ちついた生活をしたいと考えている。
例文5.お金を貯めて悠々自適な生活をいつかは海外でおくりたいと夢にみる。
このように悠々自適は、思いのままに暮らす様子を表すときに使われます。
悠々自適の会話例
彼らは日々とても忙しい生活をしているため、あまり自分の時間をつくることができていないようです。
悠々自適の豆知識
悠々自適という言葉は、不動産での物件紹介として使われることが多々あります。悠々自適な生活や暮らしに憧れる人やそんな生活暮らしが好きな人が多いからだと考えられています。
悠々自適の難易度
悠々自適の漢字の難易度は、「悠」は準2級、「々」は同じ漢字を重ねた際の代用字です。また、「自」は小学2年生程度、「適」は小学5年生程度とどれも簡単な漢字で構成されています。
悠々自適のまとめ
誰でも自分の好きなことをしている時間は幸せだと思います。時としてしたくないことをしないといけないこともあると思います。そんな時間ばかり過ごしていると息が詰まってしまうこともあります。だからこそ、自分ができることを増やして、自分の幸せな時間を増やしていけたらいいですね。そして悠々自適な生活を送れると気ままに過ごせるのではないでしょうか。
