【花鳥風月(かちょうふうげつ)】の意味と由来、使い方を実例で解説!

花鳥風月(かちょうふうげつ)

「花鳥風月」は広く知られていて、曲のタイトルなどにも使われることがあります。ですが、その意味というといかがでしょうか?「花鳥風月」の文字を見て、何か風情あるものだとは感じると思います。そこで、今回は「花鳥風月」について解説していきます。

花鳥風月の意味

「花鳥風月」は、自然の風景や美しい景色のことを意味し、また、自然を題材にした詩などにも用いられることがあります。

花鳥風月の由来・出典

「花鳥風月」は室町時代の日本で生まれた言葉とされており、室町時代に申楽師として活躍していた世阿弥(ぜあみ)が書いた脳の理論書「風姿花伝」の書籍に「花鳥風月」が出てきています。
それが、「上職の品々、花鳥風月の事態、いかにもいかにも細かに似すべし」。この言葉が花鳥風月誕生の由来だと言われています。

花鳥風月の類義語・同義語

「花鳥風月」の類義語として、「春花秋月」、「花鳥月露」など風情を感じる四字熟語が挙げられます。

花鳥風月の使い方・例文

例文1.退職後の旅行では花鳥風月を感じるところに行きたいと思っている。
例文2.あの歌は花鳥風月を感じる曲に仕上がっている。
例文3.庭先で毎朝鳥が鳴き、花鳥風月を感じる。
例文4.昔の人は自然をよく花鳥風月と表したものだ。
例文5.日本には四季があり、四季折々の花鳥風月を感じることができる。
日本には花鳥風月を感じられる場所がたくさんあるので、ぜひ行ってみたいですね。

花鳥風月の会話例

男性
今度、花鳥風月を感じにハイキングに行かない?最近では街づくりが進んで、中々街中では感じられないからね。
女性
本当だね。街づくりが進んで便利になったけど、自然は減っているよね。
男性
だから、少し田舎に行って自然の中で昔の人のように花鳥風月を感じることも必要だよ。
女性
OK!とてもいい考えだね。

地方に行ってたまには自然を感じるのもリフレッシュには大切な事です。

花鳥風月の豆知識

満身創痍は英語でも表現できるみたいで、直訳で“Having wounds all over one’s body.”です。
もし海外旅行で、満身創痍の状態になった時には使ってみてください。

花鳥風月の難易度

申楽師とは、今の能または歌舞伎の原型ともいわれているみたいです。

花鳥風月のまとめ

「花鳥風月」は日本が生んだ素晴らしい四字熟語の一つで、昔から愛されていたことが分かりました。現代を生きる日本人として、花鳥風月を感じる心をしっかり学んでいきたいですね。

花鳥風月を表す水墨画
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