【灯火可親(とうかかしん)】の意味と由来、使い方を実例で解説!

灯火可親(とうかかしん)

昔はエアコンや加湿器、除湿器などといった気温や湿度を調整するものがなかったので過ごしやすい季節や過ごしにくい季節があったと思います。それは、今日でも同じであり、室外であれば寒かったり、暑かったりして過ごしにくくて中には体調を崩してしまうこともあると思います。日本は四季があり、その中でも秋の夜は比較的過ごしやすかったと言われています。今回は、そんなさまを表す灯火可親という四字熟語をみていきたいと思います。

灯火可親の意味

灯火可親の意味は以下の通りです。
・涼しく過ごしやすい秋の夜は読書するのに適しているということ。
・秋の夜は長く快適であるため、爽やかで読書するにはもってこいであること。
灯火可親は、秋の夜は過ごしやすく読書するのに最適であることを表すことができる四字熟語です。

灯火可親の由来・出典

灯火可親の「灯火」はあかりのことであり、「可親」は仲良くなることができるさまのことです。これらの言葉を組み合わせて灯火可親という四字熟語が成り立っています。

灯火可親の類義語・同義語

「灯火可親」の類義語には、「読書三余」「新涼灯火」「董遇三余」などが挙げられます。

灯火可親の使い方・例文

例文1.秋の夜は過ごしやすく灯火可親であるから本を買いに行こうと思う。
例文2.灯火可親、読書に適した季節がやってきた。
例文3.灯火可親、秋の夜長のために本をたくさん用意しておいて楽しむ。
例文4.灯火可親、本好きの彼女にとっては最適な季節といえよう。
例文5.灯火可親、読書の秋がやってきたので本をたくさん買ってこよう。
このように灯火可親は、秋の夜は長く快適であるため、爽やかで読書するにはもってこいです。

灯火可親の会話例

男性
最近はとても過ごしやすい季節になってきたね。
女性
そうね。秋は気温も湿度も丁度良くてとても良い季節よね。
男性
まさに灯火可親。こんな秋の夜は読書をするのが一番だよ。
女性
そうね。明日は休日だし思う存分読書を楽しみましょう。

これは、秋の夜に読書を楽しもうとしている夫婦の会話です。

灯火可親の豆知識

灯火可親という四字熟語には、「灯」「火」のようなあかりを表す言葉が含まれていることからあかりの近くで読書するさまを表すことができます。しかし、秋の日中などに読書する場合は灯火可親とは言い難いので覚えておけるといいと思います。

灯火可親の難易度

灯火可親の漢字の難易度は、「灯」は小学4年生程度、「火」は小学1年生程度、「可」は小学5年生程度、「親」は小学2年生程度です。

灯火可親のまとめ

昔は電気というものがなかったので、ろうそくや火などをあかりにして夜は過ごしていたと言われています。そのため、灯火可親という言葉が使われるようになったと考えられます。また、秋は読書の秋というように昔から本を読むことに適していると考えられています。秋が来たときには、灯火可親という言葉を耳にするかもしれないので覚えておけるといいと思います。

灯火可親、待ちに待った季節がやってきた。
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