【百戦錬磨(ひゃくせんれんま)】の意味と例文と使い方

百戦錬磨(ひゃくせんれんま)

「百戦錬磨」とは、多くの経験や実践から熟練の技術を持つ人のことを言います。以前配信で「百戦錬磨」というタイトルのパチスロの番組があり、投資信託でも「百戦錬磨」という言葉が使われるものがあるように、日常生活においても時々耳にする言葉だと思います。それでは、今回は「百戦錬磨」のいう四字熟語について解説していきたいと思います。

百戦錬磨の意味

「百戦錬磨」の意味はその文字の通り、過去に数多くの経験や実践を積んだことで、技術が練り磨かれた人のことです。スポーツや仕事など日常生活の様々なところにおいてベテランと呼ばれる、その分野において経験が豊富な人がいますが、そのような人を百戦錬磨のベテランや百戦錬磨のプレーヤー、百戦錬磨の強者(つわもの)などと表現することもあります。

百戦錬磨の由来・出典

「百戦」という言葉100回に相当するくらい数多くの戦のことで、「練磨」は技術が練り磨かれていることを言います。「百戦」という言葉のように、過去には戦いの場面において用いられておりましたが、現在では仕事やスポーツなど日常の生活で使われます。

百戦錬磨の類義語・同義語

「百戦錬磨」の類義語には、「千軍万馬」、「海千山千」などがあります。

百戦錬磨の使い方・例文

例文1.あのテニスプレーヤーはいつもショットが正確で、百戦錬磨の実力だ。
例文2.百戦錬磨の上司は昔、営業成績が部署でトップだったらしい。
例文3.百戦錬磨の勉強法のおかげで偏差値が急上昇だ。
例文4.機械の操作に困っていた時も百戦錬磨の腕を持つ先輩のおかげですぐに解決できた。
例文5.ミスコンでグランプリを取った彼女は、百戦錬磨の美しさである。
「百戦錬磨」は、とても良い意味で使われることが多く、特に褒めたり尊敬したりするときに使いやすい四字熟語です。

百戦錬磨の会話例

男性
部長は昔すごい成績を収めて会社内でも一目置かれていたって聞いたよ。
女性
その話は有名だよね。
男性
営業成績が何か月も連続でトップだったらしいよ。
女性
まさに百戦錬磨の実力を持った営業マンだったのね。

営業成績がとても凄かった百戦錬磨の実力を持つ部長について話している男女の会話です。

百戦錬磨の豆知識

「百戦錬磨」の類義語に「海千山千」というものがありますが、実は類義語ではあっても使われ方が大きく異なります。「百戦錬磨」は、知識や経験が豊富なことで良い意味で使われることが多いのに対し、「海千山千」は経験豊富であるがために悪巧みやずる賢いといったことへの表現として使われています。

百戦錬磨の難易度

「百戦錬磨」は、漢字検定準2級から10級程度の難易度です。

百戦錬磨のまとめ

時々日常でも使うことや耳にすることがある「百戦錬磨」という四字熟語は、その文字の通り、過去に数多くの経験や実践を積んだことで、技術が練り磨かれた人のことを言います。様々な分野において経験が豊富で実力を持つ人のことを百戦錬磨という言葉を使って表現されることがあります。

百戦錬磨の実力を持つベテランの大工。
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