【教唆扇動(きょうさせんどう)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

教唆扇動(きょうさせんどう)

さまざまなドラマなどで、陰の首謀者はよく出てきます。現実的にも、陰の首謀者は存在し、その悪事は後を絶たない事は皆さんも知っていると思います。そこで、今回はそのような人を表す言葉「教唆扇動」について解説していきます。

教唆扇動の意味

「教唆扇動」とは、「相手を教え唆し、行動するように気持ちを操る」ことです。まさに陰の首謀者の代名詞ではないでしょうか。

教唆扇動の由来・出典

「教唆扇動」は、「教唆=ありもしない事を教え説く」「扇動=人の気持ちを扇いで、想いのままに操る」という二つの熟語を合わせて表現したのが由来だといわれています。
二つの熟語のイメージそのままで、悪い意味合いで使われます。実際に法律用語としても用いられており「他者を誘導し、不法行為の実行を決意させること」として意味されています。

教唆扇動の類義語・同義語

「教唆扇動」の類義語として、「教唆煽動」のみが挙げられます。

教唆扇動の使い方・例文

例文1.社長は会計担当者を教唆扇動して、横領を働いた。
例文2.官僚の取った行動は国民を教唆扇動したと言っても過言ではない。
例文3.教唆扇動して、人に悪態をさせたことは事実である。
例文4.あるドラマをみて、絶対に将来は教唆扇動をしないような人になろうと心に決めた。
例文5.教唆扇動している犯人を捕まえない限り、この捜査は終わらない。
教唆扇動できる人は頭がいい人ですね。

教唆扇動の会話例

男性
あのさー。俺の友達が君の事好きだと言っていたよ。告白してみたら?付き合えるかもよ。
女性
え!そうなの?実は私もあの人の事気になってた。分かった!ちょっと行ってくる!
男性
ははは。実は一言もそんなこと言ってないんだよ。
女性
ちょっと!私に教唆扇動したでしょ?彼、めちゃくちゃ困ってたよ!

教唆扇動してよい結果だったらよかったですね。

教唆扇動の豆知識

「教唆扇動」は、意味合いが良くない事から、ビジネスでも日常でも使われることは少ないです。ですが、「教唆扇動」を否定する表現として使うことはあります。

教唆扇動の難易度

「教唆扇動」は、大学・一般社会で修得する漢字であるため、漢字検定準1級レベルの四字熟語です。

教唆扇動のまとめ

「教唆扇動」の解説はいかがだったでしょうか。このような言葉が生まれたのも、教唆扇動する人が出てきたからではないでしょうか。できる事であれば、人生の中で使わないでいいような生活や友人関係を作り上げたいですね。

人々を教唆扇動する男性
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