意趣卓逸(いしゅたくいつ)
聡明な人の中には思考が凡人とは、かけ離れていて素晴らしい考え方をもっているということがあります。素晴らしい考え方を持っている人の多くは頭脳明晰で賢いものです。でなければ、常軌を逸した考え方には至らないからです。そんな思考が素晴らしい様子を表す言葉として意趣卓逸という四字熟語があります。今回は、そんな意趣卓逸について意味を使い方をマスターできるようみていきたいと思います。
意趣卓逸の意味
意趣卓逸の意味は以下の通りです。
・考えや思考が抜きん出て素晴らしいさま。
・常軌を逸する考え方を持っていること。
意趣卓逸は、考えが素晴らしいさまを表す四字熟語です。ただ、人とは違う考えを持っているだけでは使われないので知っておけるといいと思います。
意趣卓逸の由来・出典
意趣卓逸の「意趣」は心の向かうところつまり考え方や意向のことを表しており、「卓越」は他よりもはるかに優れている様子を表しています。これらの言葉の組み合わせから考え方が素晴らしいさまを表す言葉として意趣卓逸が使われるようになったと考えられています。
意趣卓逸の類義語・同義語
｢意趣卓逸｣の類義語には、｢胸襟秀麗｣｢志士仁人｣｢聖人君子」などが挙げられます。
意趣卓逸の使い方・例文
例文1.意趣卓逸であることから彼の芸術作品は多くの人を魅了するのであろう。
例文2.彼の作戦が功を奏して見事その戦いに勝利を収めることができたのだ。まさに彼は意趣卓逸である。
例文3.意趣卓逸であることから彼は、そのチームのリーダーに指名された。
例文4.意趣卓逸である彼女は、アーティストとして多くの人を魅了している。
例文5.そこまでの実績を残されたら、意趣卓逸な彼の手腕を認めざるを得ない。
このように意趣卓逸は、思考が素晴らしい様子を表すのに適しています。
意趣卓逸の会話例
これは、イベントの成功について話している様子です。
意趣卓逸の豆知識
意趣卓逸という言葉は、相手を称賛するときや褒めるときに使うことが多いです。意趣卓逸と言われる相手は実力を認めてられていることにもなります。意趣卓逸は、悪い意味で使われることがないので覚えておくといいと思います。
意趣卓逸の難易度
意趣卓逸の漢字の難易度は、「意」は小学3年生程度、「趣」は漢検4級程度、「卓」は漢検3級程度、「越」は漢検4級程度です。
意趣卓逸のまとめ
凡人には、できない思考を巡らすということはそれだけ頭がよく聡明である必要があります。頭脳明晰であることは、状況判断能力や課題遂行能力が高いため意趣卓逸な呼ばれるに値する思考に至るのです。また、意趣卓逸という言葉はビジネスシーンなどでもよく使われることがあります。これを機にしっかりと覚えておくと使えると思います。
