金玉満堂(きんぎょくまんどう)
皆さんは「知識が豊富で頭が良い人」をどのような言葉で表現しますか。「学識がある」や「博識だ」など、比較的よく聞く表現はすぐに頭に思い浮かぶかと思いますが、それを四字熟語に限定した場合はいかがでしょうか。ほとんどの人が何も思い浮かばないかと思います。そこで今回は「金玉満堂」という四字熟語について詳しく解説していきたいと思います。
金玉満堂の意味
「金玉満堂」は学識や知識が非常に豊富である事を意味します。「金」という字が入ってはいますが、経済的な豊かさを表す四字熟語ではないことに注意してください。
金玉満堂の由来・出典
出典;『老子』「九章」
「金玉」とは黄金や宝石を意味し、「満堂」は堂にいっぱい溜まっている様を表します。この二つの言葉によって「金玉満堂」は構成されています。
金玉満堂の類義語・同義語
「金玉満堂」の類語には「博学多才」や「八宗兼学」などが挙げられます。
金玉満堂の使い方・例文
例文1.彼は学校一の金玉満堂だ。
例文2.金玉満堂な彼は東京大学を目指して受験勉強をしている。
例文3.彼女は金玉満堂とは言えないが、常に知識を増やそうと努力している。
例文4.母は金玉満堂で私が小さい頃いろいろな事を教えてくれた。
例文5.金玉満堂な父に憧れて、教師になる事を志す。
金玉満堂目指して日々勉強しましょう。
金玉満堂の会話例
家ではリラックスさせてあげてください。
金玉満堂の豆知識
この言葉の中での「金」には、経済的な豊かさを表す意味はありませんが、私たちの知識や経験は「金玉」よりも重要な財産だという思いが込められているという考え方もあります。
金玉満堂の難易度
「金玉満堂」は漢字検定二級以下の比較的簡単な漢字です。
金玉満堂のまとめ
今回は、知識が非常に豊富である様を表す「金玉満堂」という四字熟語について解説しました。ここでの「金」は経済的なこととは関係無く使われますが、考えようによっては、「私たちの知識は活かし方によってどんな宝石や黄金よりも価値のあるもの」だとも受け取れますよね。「知識は奪われることがない」とはよく言いますが、これは昔からずっと変わらないことなのかもしれませんね。