【気韻生動(きいんせいどう)】の意味と例文と使い方

気韻生動(きいんせいどう)

昔は、自然の風景や動物のことを美術的な作品に描き表すことがよくあったと言われています。まるで本物の生き物に見えるように描かれた作品や今にも動き出しそうな動物が描かれた絵などは迫力があると評価されていたと言われています。そんな様子を表す言葉として気韻生動という四字熟語があります。今回はそんな気韻生動という四字熟語について意味や使い方などを説明していきたいと思います。

気韻生動の意味

気韻生動の意味は以下の通りです。
・上品なさまをありありと伝えていること。
・気品の高さが芸術品や創作物に表現されていること。
・生命力や迫力が表現されているさま。
気韻生動は、気品が高いさまやいきいきとしている様子を表すことができる四字熟語です。幅広い意味を持っているので多くの場面で使うことができます。

気韻生動の由来・出典

気韻生動の「気韻」は気品のたかいおもむきのことを表しており、「生動」はいきいきと動くことを表します。これらの言葉を組み合わせて気韻生動という四字熟語が成り立っています。

気韻生動の類義語・同義語

「気韻生動」の類義語には、「雄健蒼勁」「光炎万丈」「峻抜雄健」などが挙げられます。

気韻生動の使い方・例文

例文1.そこ作者が創り出す作品は、気韻生動としていて見る人を魅了する良作ばかりである。
例文2.その時代に生きた生物たちをありありと気韻生動に描く書物について歴史の授業で勉強する。
例文3.気韻生動と称賛される美術品であるらしいが僕には全く良さがわからない。
例文4.気韻生動、職人が時間をかけて上品で味わいのある仕上がりになるように食器を作り上げる。
例文5.気韻生動、多くの人を絵の中の世界へ引き込むような風景画である。
このように気韻生動は、気品が高い様子や生命力が溢れているさまが美術品作品などに表現されている様子を表すことができる四字熟語です。

気韻生動の会話例

男性
この前、いま東京でちょうど開催している美術展に行ってきたんだけど色々な作品があって楽しかったよ。
女性
そうなんだね。私は美術館に行ってもあまり良さがわからなくて楽しめないわ。
男性
それは残念だよ。今度君を誘ってみようと思っていたのに。気韻生動、僕を魅了する作品がたくさんあったからね。
女性
そうだったのね。じゃあ、どんな作品だったのか話ぐらいは聞かせてよ。

これは、美術館に行ったことについて話している様子です。

気韻生動の豆知識

気韻生動は、美術品や作品など創作物に対して使われることがほとんどです。昔は、詩や書画など美術的に優れている作品を称賛するときに気韻生動という四字熟語が使われてたと言われています。

気韻生動の難易度

気韻生動の漢字の難易度は、「気」は小学1年生程度、「韻」は漢検準2級程度、「生」は小学1年生程度、「動」は小学3年生程度です。

気韻生動のまとめ

昔も今も芸術作品というのは、人の心を動かしています。だからこそ今日でも、美術展などが開催されることがあるのです。また今日であれば、芸術ではないですが映画というものが存在します。映画は、見る人を魅了し人の心を動かします。そのような創作物に対して言葉で言い表すために気韻生動という四字熟語は使うことが出来るのでこれ機に覚えておけるといいと思います。

彼女は裕福ではないが、気韻生動に振る舞う。
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