【正々堂々(せいせいどうどう)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

正々堂々(せいせいどうどう)

皆さんは何かしらのスポーツをしたことがありますか。スポーツには、多くの種目があり、それぞれにルールがあります。スポーツマンシップという言葉があるようにそのルールを破れば反則となり、相手チームからも観客からも残念がられることだと思います。なぜならスポーツというのは、選手が自分の全力を出して競い合うものだからです。そんな場所でズルをされてしまったら周りは良く思わないです。ルールを破らず競い合うことを表す言葉として正々堂々という四字熟語があります。今回は、そんな正々堂々についてみていきます。

正々堂々の意味

正々堂々の意味は以下の通りです。
・卑怯な手を使うことなく、戦うこと。
・正しい態度で正しい態度で立ち向かうさま。
正々堂々は、特にスポーツなどの競技に臨む際に使われることが多い言葉です。正々堂々という言葉を用いれば、姑息な手や卑怯な手を使っていない様子を強調して伝えることができます。

正々堂々の由来・出典

正々堂々の「正々」は正しく整っているさまを表します。また、「堂々」は怯えずに威厳を感じさせる様子のことを表します。これらの言葉を組み合わせて正々堂々という四字熟語が成り立っているのです。

正々堂々の類義語・同義語

「正々堂々」の類義語には、「公明正大」「大公無私」「公正平等」などが挙げられます。

正々堂々の使い方・例文

例文1.いくら負けたくないからといってルールに違反して勝つことに賛成はできない。正々堂々と戦って自分の実力で勝つべきである。
例文2.彼は、スポーツマンシップに則って正々堂々としている。
例文3.テストは自分の力量を測るための試験でもあるので正々堂々と行うべきだ。
例文4.あの選手は正々堂々とプレーしているので観客として見ていて不快な気持ちになることが全くない。
例文5.正々堂々とした態度で居られるということはそれだけ自分に自信があらからである。
このように正々堂々は、正しい態度で立ち向かう様子を表すことができます。

正々堂々の会話例

男性
今回の大会で彼があんな姑息な手を使っていたなんて正直驚いたよ。
女性
そうよね。とても注目されていた選手だったしね。正々堂々戦ってほしかったわ。
男性
確かに彼は高校3年生だし、最後の大会だからどうしても負けられなかったんだろうね。でもルールを破ることはあってはならなかったよ。
女性
うん。彼もこの大会に向けて練習してきただろうし、こんな結果になってとても残念だわ。

これは、大会で反則行為に及んでしまった選手について話している様子です。

正々堂々の豆知識

正々堂々という言葉は、元々は中国で使われていたものであると考えられています。軍隊が整っていて陣構えの勢いが盛んなさまを表すために用いられていたと言われています。

正々堂々の難易度

正々堂々の漢字の難易度は、「正」は小学1年生程度、「々」は同じ漢字を重ねた際の代用字、「堂」は小学4年生程度です。

正々堂々のまとめ

正々堂々した様子というのは、いつの時代でも称賛されるものです。だからこそ、今日でもスポーツにおいて正々堂々と競い合うことが良いとされるのです。卑怯な手段を取ることは、相手選手にも失礼になりますし、応援してくれている人を失望させてしまうことにもなります。これは何事にも言えることなので何かをするときには、正々堂々と取り組めるといいと思います。

正々堂々勝負することになった。
最新情報をチェックしよう!