【回心転意(かいしんてんい)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

回心転意(かいしんてんい)

皆さん、何か後悔していることってありませんか。「若気の至り」という言葉もあるとおり、特に後先を考えずに行動してしまって、後から大きく後悔することは誰にでもあるかと思います。間違いを犯さない人間などいないので、その都度良い方向を向き直す事が大切です。今回はそんな様子を表す四字熟語である、「回心転意」を紹介したいと思います。

回心転意の意味

「回心転意」とは、「これまでの自分の言動や考え方を省みて、改心すること」を意味します。悪い方向から良い方向へ切り替えることを意味するので、逆の意味では使わないように注意しましょう。

回心転意の由来・出典

「回心」と「転意」は、どちらも「ココロが変わること」を意味する言葉です。同じ意味を持つこの二語を組み合わせてできたのが、「回心転意」という四字熟語です。

回心転意の類義語・同義語

「回心転意」の類語には、「悔過自新」「飲灰洗胃」「改過作新」「呑刀刮腸」などが挙げられます。

回心転意の使い方・例文

例文1.彼は回心転意して仕事に取り組んでいる。
例文2.回心転意した姿勢を見せ、彼の評価は鰻登りだ。
例文3.彼女は回心転意したと言ったが、相変わらず口を開けば他人の悪口ばかりだ。
例文4.回心転意してこれまでの行いを反省する。
例文5.彼女は他人に回心転意させる事が非常に上手い。
良い方向に回心転意してくれるといいですね。

回心転意の会話例

男性
昨日から家計簿をつけるようになったんだよ。
女性
突然どうしたの。
男性
無駄遣いをする癖があるから回心転意しようと思って、家計簿をつけることがその一歩になると思うんだ。
女性
そうだね。最近はアプリで家計簿がつけれるようになったし、ちゃんと続きそうだね。

家計簿できちんと家計を整理しましょう。

回心転意の豆知識

「回心」は、キリスト教では「えしん」と読み、これまでの罪を反省し、正しく生きることを神に誓うという意味で使われます。

回心転意の難易度

「回心転意」は、漢字検定準二級以下の簡単な四字熟語です。

回心転意のまとめ

今回は「これまでの言動を省みて、反省して良い方向へ向かう」という意味の、「回心転意」という言葉について解説しました。自分が間違えていた事に気がついても、それを完全に認めることは勇気がいりますよね。しかし人間関係においては、適度に自分の弱みを見せる方が良い関係になれるという心理学のデータもあるんですよ。人間関係は私たちの人生において一番と言って良いほど重要なことです。「間違いを認めることはより良い関係への一歩」だと考えて、余計な意地を張らずに生きましょうね。

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