問答無用(もんどうむよう)
皆さんは、周りの意見や意向を無視して何かをしたことはあるでしょうか。それは、本当にやりたいことであったり、自分の中で譲れないことであったりすればそのような経験をしたことがある人もいると思います。そんな、手に反論を許さぬ様子を表す言葉として問答無用という四字熟語があります。今回は、そんな問答無用という四字熟語について使い方を含めてマスターしていきます。
問題無用の意味
問答無用の意味は以下の通りです。
・相手の意見を無視して物事を無理やり行うさま。
・有無を言わさずに決定すること。
・話し合うことが無意味であること。
問答無用という言葉からもわかるように問いに答える用は無いということで、決まりきっていることに対して使われます。変わることないルールや規則、考え方などを表すのにはとても適しています。
問題無用の由来・出典
問答無用の「問答」は受け答えのことを示しており、言わば話し合いのことです。また、「無用」は必要のないことを意味しています。この言葉の組み合わせから話す必要がないという意味になり、問答無用という四字熟語として使われています。
問題無用の類義語・同義語
「問題無用」の類義語には、「問答無益」「言語道断」「単刀直入」などが挙げられます。
問題無用の使い方・例文
例文1.問答無用にその計画を実行する。
例文2.注意喚起したのにも関わらず、その人はルールを無視して問答無用に行動したため罰を受けることとなった。
例文3.朝から出勤したそうそうに同僚から問答無用に仕事を代わりにやっておいてと言われた。
例文4.この話し合いは、いくら話したところで解決に至らない。問答無用で話し合いを終わらせるべきです。
例文5.問答無用で襲いかかってくるその生き物たちには細心の注意を払わなければならない。
このように問答無用や理不尽な要求や決まりきっていることと合わせて使われます。
問題無用の会話例
これら責任をなすりつけられた出来事に関して話している様子です。
問題無用の豆知識
問答無用は、とても強引な様子を表す言葉として用いられます。相手の意見や意向を無視するよう使われ方をするのであまりいい意味では使われないです。問答無用を用いるときは相手や場面を考えて注意することが大切です。
問題無用の難易度
問答無用の漢字の難易度は、「問」は小学3年生程度、「答」は小学2年生程度、「無」は小学4年生程度、「用」は小学2年生程度とどれも比較的優しい漢字で構成されています。
問題無用のまとめ
生きていれば、どうしようもないことに直面することもあると思います。それは災害であったり、経済問題であったり様々です。そんな事柄に対して問答無用という言葉は使うことができます。ただ、問答無用なことを乗り切れるように日頃から対策しておくときっと役に立つと思います。