亭主関白(ていしゅかんぱく)
家庭によって誰か発言力を持っているのかはそれぞれだと思います。ある家庭では、夫が発言力を持っている場合もあるでしょうし、妻に発言力がある家庭もあると思います。特に夫が関白のように威張っている様子を表す言葉として亭主関白という四字熟語があります。今回はそんな亭主関白について意味、由来、類義語、使い方などを見ていきたいと思います。
亭主関白の意味
亭主関白の意味は以下の通りです。
・夫が家庭内で威張っているさま。
・亭主が関白であるかのような物言いや振る舞いをすること。
育児や家事は、妻の仕事であると決めつけたり、自分のほうが稼ぎがあることを理由に罵声を浴びせるといった行為は亭主関白と言われます。
亭主関白の由来・出典
亭主関白の「亭主」はその家の主人のことを指します。また「関白」は成人の天皇を補佐する官職のことです。摂関政治という言葉があるように、関白は権力をもっていることを表すため、亭主関白という言葉として使われるようになったと考えることができます。
亭主関白の類義語・同義語
「亭主関白」の類義語には、「男尊女卑」「家父長制」「当路之人」などが挙げられます。
亭主関白の使い方・例文
例文1.亭主関白な夫にはうんざりしている。
例文2.亭主関白な家庭である我が家には、妻には発言力は殆どない。
例文3.亭主関白であることより、関係が悪化して離婚をすることになった。
例文4.亭主関白である夫は何かあるたびに文句を行ってくるのでストレスがたまる。
例文5.亭主関白であることに懲り懲りで別居することを決意する。
このように亭主関白は、夫が威張っている様子を表すのに最適です。
亭主関白の会話例
これは、亭主関白であることが問題となり、ニュースになった話をしています。
亭主関白の豆知識
亭主関白という言葉は、夫が家庭の支配者として権力を握っている様子を表す言葉ですが、その反対に妻が権力を握っている様子を表す言葉があります。それはかかあ天下という言葉です。合わせて覚えておくといいと思います。
亭主関白の難易度
亭主関白の漢字の難易度は、「亭」は漢検準2級程度、「主」は小学3年生程度、「関」は小学4年程度、「白」は小学1年生程度です。
亭主関白のまとめ
夫婦円満な関係を築くには夫婦が平等であることを忘れてはいけないです。かかあ天下であったり、亭主関白であったりすると関係が悪化してしまうこともあります。お互いに相手のことを思いやり、一緒に過ごす時間は大事にできるといいと思います。