一飯千金(いっぱんせんきん)
皆さん、ちゃんと恩返ししてますか。突然なんだと思った方もいるかもしれません。しかし私たちは生きていく中で、多くの人から助けられて生きています。ある意味、他人からの恩に慣れすぎてしまっている面もあると思います。「個の時代」とは言いますが、そんな時代だからこそ、小さな恩でもありがたがらないといけないんです。そこで今回は「一飯千金」という言葉を皆さんに紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください。
一飯千金の意味
「一飯千金」とは、非常に些細な他人からの厚意であっても、それを忘れずに報いることを意味します。
一飯千金の由来・出典
出典;『史記』「淮陰侯伝」
後に楚の王となる韓信がまだ貧しかった頃に、老婆から食事を恵んでもらったことを忘れずに、王になった後に老婆へ千金を与えたことからきています。
一飯千金の類義語・同義語
「一飯千金」の類語には「一飯之恩」や「一宿一飯」などが挙げられます。
一飯千金の使い方・例文
例文1.一飯千金の気持ちを忘れず、まずは一人前になるために努力をする。
例文2.彼は大人になってから、一飯千金の思いで家族に恩返しをした。
例文3.彼女は常に一飯千金を心がけ、多くの人から慕われている。
例文4.一飯千金の気持ちがない彼は、いつも他人の好意を無駄にする。
例文5.一飯千金の思いが、私を成長させてくれた。
恩を忘れない様に気を付けなければいけませんね。
一飯千金の会話例
行動で一飯千金を示す事が大儀な事ですね。
一飯千金の豆知識
「傘地蔵」や「鶴の恩返し」はこの四字熟語の意味をわかりやすく表していますね。
一飯千金の難易度
「一飯千金」は漢字検定準二級以下の簡単な四字熟語です。
一飯千金のまとめ
今回は、「小さな恩でも後に必ず報いること」を表す、「一飯千金」という言葉について解説しました。他人からの小さな恩は意外と見落としがちですが、今思い返せばいくつか思い当たる節があるかと思います。「情けは人のためならず」と言うように、人に優しくしているといつか自分のことも助けてくれる人が現れるはずです。人から手を差し伸べられた時は、申し訳ないとは思わず、思い切り頼ってみるのもいいかもしれませんよ。