【発憤忘食(はっぷんぼうしょく)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

発憤忘食(はっぷんぼうしょく)

ここ最近、食事をとることも忘れて何かに没頭したことはありますか。新型コロナウイルス感染拡大を受けて、家で過ごす時間が多くなったかと思います。そこで、以前と比べてゲームをする時間や、映画鑑賞などの自由時間が増えたという人も少なくないかと思います。特にゲームはハマってしまうと、寝食も忘れて何時間もしてしましますよね。今回はその、「寝食を忘れる」と似た意味を持つ四字熟語、「発憤忘食」という言葉について、その意味や語源から実用的な使い方や会話文まで詳しく説明していきます。

発憤忘食の意味

「発憤忘食」とは、一つの物事に対して心を奮い立たせ、食事をとるのも忘れるほど熱中してしまうという意味です。

発憤忘食の由来・出典

「発憤」とは、心を奮い立たせて物事に取り組むことで、「忘食」は字の通り、食事を忘れるという意味です。この二つの言葉を合わせて、「発憤忘食」という四字熟語ができました。

発憤忘食の類義語・同義語

「発憤忘食」の類語としては「廃寝忘食」が挙げられます。

発憤忘食の使い方・例文

例文1.発憤忘食して取り組んだが、思うようにはいかなかった。
例文2.発憤忘食して作業に取り組んだ結果、予想以上の反響がもらえた。
例文3.彼の尊敬できる点は、一度決めたら発憤忘食してやり切るところだ。
例文4.彼の発憤忘食での努力を知らない人たちは、心ない言葉を彼に浴びせた。
例文5.発憤忘食の努力で、彼は後に億万長者となった。
発憤忘食で物事に取り組みたいですね。

発憤忘食の会話例

男性
聞いてよ、つい最近発売されたゲームをもうクリアしちゃったんだ。
女性
え!?確か二日前に買ったばかりだよね?
男性
うん。あまりに面白くて、ゲームの主人公になったつもりで発憤忘食でプレイしていたよ。
女性
どうりで顔が少し痩けているわけだ。

発憤忘食するほどのエネルギーは自分のためになることに向けたいものですね。

発憤忘食の豆知識

「発憤忘食」の「憤」は「奮」と書いてもよいそうです。

発憤忘食の難易度

「発憤忘食」は、漢字検定2級までに出題されやすい、比較的簡単な漢字検定5級程度の四字熟語となっています。「憤」は「奮」ともかけるので漢字のレベルもそこまで高くないでしょう。

発憤忘食のまとめ

今回の四字熟語、「発憤忘食」はいかがだったでしょうか。食事を忘れるほどに熱中してしまうという意味でしたが、皆さんはそのような経験はありますか。一昔前までは、学校ではオールマイティーにこなせる生徒が模範生とされていましたが、今後は一つのことに発憤忘食して取り組めるような人が、必要とされるような人材になるのではないでしょうか。

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