荒唐無稽(こうとうむけい)
皆さんは日頃どれほど情報に対して疑う姿勢をとっていますか。「情報リテラシー」とも言いますが、私たちが思っている以上に、世の中には出鱈目な話が溢れています。今回は、出鱈目と似た意味を持つ、「荒唐無稽」という四字熟語について、その意味や語源から実用的な使い方や会話文まで詳しく説明していきます。
荒唐無稽の意味
「荒唐無稽」とは言説にまとまりがなく、出鱈目である様子を表します。
荒唐無稽の由来・出典
「荒唐無稽」の「荒唐」とは、話や議論にまとまりがない様子を表します。そして「無稽」とは、よりどころのない様子を表します。この二つの語を合わせて、言説が出鱈目でよりどころがないという事を意味する「荒唐無稽」という四字熟語ができました。
荒唐無稽の類義語・同義語
「荒唐無稽」の類語には、「謂れ無い」や「出鱈目」、「頓珍漢」などが挙げられます。
荒唐無稽の使い方・例文
例文1.彼の荒唐無稽な計画に多くの人が振り回された。
例文2.荒唐無稽のように見える彼の振る舞いも、実は計算され尽くされたものであった。
例文3.彼女に対する悪い噂は全て荒唐無稽だと、親しい人は知っている。
例文4.目上の人の話でも、荒唐無稽ではないかと疑う姿勢は必要である。
例文5.盲信していると、荒唐無稽な嘘にも騙されてしまう。
騙されないように自分を強く持つことは大事ですね。
荒唐無稽の会話例
噂は間違っている場合も多いので気を付けた方がいいですね。
荒唐無稽の豆知識
荒唐無稽は英語で言うと、「illusion-promoting(イルージョンプロモーティング)」です。
荒唐無稽の難易度
荒唐無稽は、漢字検定二級でも出題される、やや難易度の高い四字熟語です。
荒唐無稽のまとめ
今回は、言っている事にまとまりがなく、とりとめないという意味の四字熟語である、「荒唐無稽」について詳しく解説しました。世の中には、私たちが思っている以上に荒唐無稽な話やプロモーションが溢れています。日頃から、物事を疑う癖をつけておくようにしましょう。