【男尊女卑(だんそんじょひ)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

男尊女卑(だんそんじょひ)

男女差別が問題となる出来事が起こってニュースになることが多々あります。これは、もちろん今に始まったことではなく、昔からある問題の一つです。亭主関白という四字熟語もあるように男のほうが女性よりも優位であるという考え方も存在します。特に昔は、そういった考え方が今日よりも強かったと言われています。そんな差別のことを言い表す言葉として男尊女卑というものがあります。今回は、そんな男尊女卑という四字熟語の意味、使い方、類義語などを交えつつ、みていきたいと思います。

男尊女卑の意味

男尊女卑の意味は以下の通りです。
・男性の方が女性よりも優位であるさま。
・女性に対する性差別のこと。
男尊女卑は、女性に対する差別のことです。今日でも、女性であるからといって職業適正がないとされることもあります。そんな状況を表すために使われる言葉です。

男尊女卑の由来・出典

男尊女卑の「男尊」は男性を尊重することを表しており、「女卑」は身分の低い女性のことを表します。これらの言葉を組み合わせて男性が女性より優位であることを示す四字熟語として使われるようになったと言われています。

男尊女卑の類義語・同義語

「男尊女卑」の類義語には、「男女差別」「差別待遇」「身分差別」などが挙げられます。

男尊女卑の使い方・例文

例文1.男尊女卑の考え方が今回の問題を引き起こした。
例文2.昔は、男尊女卑の考え方が強く女性は権力のある地位につくことができなかったと言われている。
例文3.仕事において、男尊女卑があれば私はこの会社を辞めていただろう。
例文4.共働きなのにも関わらず、女性だから家事をするべきであると決めつけられるのは、男尊女卑である。
例文5.女性だからと言って軽視されることは、男尊女卑と言いざるを得ない。
このように男尊女卑は、男性を女性より優位に考える様子を表すのに使われます。

男尊女卑の会話例

男性
君は他の人と同じくらいの成績を出したのにも関わらず、評価されないなんてあんまりじゃないか。
女性
うん。男尊女卑の考え方が強いからしょうがないのかも知れないわ。
男性
このままではよくないよ。でも君の上司は君の頑張りや努力を知っているから上層部に成績にあった評価をするように言ってくれていたみたいだよ。
女性
そうなの?それは感謝しなくっちゃ。私も諦めたりせず見てくれている人がいるのだから頑張らなくちゃ。

これは、男尊女卑で女性が正当に評価されないことについて話している様子です。

男尊女卑の豆知識

男尊女卑という言葉は、昔から使われている言葉で歴史をみてもわかるように、人々を統治する人や身分の高い人は男性であることが多いです。だからこそ、今日でも男性の方が尊重されることがあります。そういった考え方が少しでも変わっていくようにできることがあるなら取り組んでいけると思います。

男尊女卑の難易度

男尊女卑の漢字の難易度は、「男」は小学1年生程度、「尊」は小学6年生程度、「女」は小学1年生程度、「卑」は漢検3級程度です。

男尊女卑のまとめ

男性と女性では、性別が違うため異なることもありますが、男尊女卑という言葉の通り男性を女性より尊重することは良いことではないです。女性だからしょうが無いや女性だから料理を作るものや女性だから活躍しても正当な評価を受けないといったことはあるまじきことです。女性より劣っていることを嫌に思う男性も多く、自分は女性より優れていると何かしら理由をつけて証明しようとする人もいます。そういったことがないように平等に見れるといいと思います。

男尊女卑は社会問題になっている。
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