【燕雀鴻鵠(えんじゃくこうこく)】の意味と由来、使い方を実例で解説!

燕雀鴻鵠(えんじゃくこうこく)

非凡な人の考えというのは、凡人にとっては理解できないということがあります。非凡な人は、時として常人では考えつくことのできない思考に至ります。それは、非凡な人に賢く多くのことを考えることができることが多いからです。そんな凡人には、至らないさまを表す四字熟語として燕雀鴻鵠という言葉があります。今回は、そんな燕雀鴻鵠について意味や類義語、使い方を見ていきたいと思います。

燕雀鴻鵠の意味

燕雀鴻鵠の意味は以下の通りです。
・偉大な人の考えは凡人には理解できないということ。
・小人物は大人物の志を到底理解できないということ。
燕雀鴻鵠は、凡人には非凡な人の心中を理解することができないということを表すことのできる言葉です。非凡な人は、他の人に比べて聡明で考えることも凡人には思い浮かばないことが多いです。凡人には理解できないと考えられることが多いのもそのためです。

燕雀鴻鵠の由来・出典

燕雀鴻鵠の「燕雀」はつばめやすずめのような小さい鳥のことを意味しており、「鴻鵠」はおおとりやくぐいという大きな鳥のことを意味します。これらの言葉を組み合わせて燕雀鴻鵠という四字熟語が成り立っています。

燕雀鴻鵠の類義語・同義語

「燕雀鴻鵠」の類義語には、「壮士凌雲」「凌雲之志」「図南鵬翼」などが挙げられます。

燕雀鴻鵠の使い方・例文

例文1.彼の世界の人の幸せを願うもののそれを実現することのできない心中は燕雀鴻鵠で、凡人には到底理解できない。
例文2.偉大な彼の考え方を誰も理解できなかった。まさに燕雀鴻鵠である。
例文3.燕雀鴻鵠とは、言っても偉人と同じ現状に陥れば同じ考えに至るだろう。
例文4.燕雀鴻鵠、偉大な国王の思想は理解されず、国民が反乱を起こす。
例文5.優れた人の考えが理解されなかった時代はまさに燕雀鴻鵠である。
このように燕雀鴻鵠は、偉大な人の考えは凡人には理解できないということを表すことができます。

燕雀鴻鵠の会話例

男性
彼の作品は、彼の死後に注目されるようになったらしいね。
女性
そうだったのね。確かに偉人や才能のある人の考えや作品は飛び抜けていて凡人には理解されないことがあるものね。
男性
まさに燕雀鴻鵠だよ。今度彼の作品の展示会があるらしいんだけど行かないかな?
女性
それは楽しそうだわ。是非一緒に行きたいわ。

これは、偉人や才能がある人は理解されづらいということを話している様子です。

燕雀鴻鵠の豆知識

偉大であったり、世の中で活躍している人はそれだけ他の人よりも志が高いものです。でなければ、それだけの成果や実績を残すことができないからです。だからこそ、燕雀鴻鵠というように凡人には理解されないことが多いのです。

燕雀鴻鵠の難易度

燕雀鴻鵠の漢字の難易度は、「燕」「雀」「鴻」「鵠」はどれも難しい漢字です。雀という漢字は見たことがあるという人もいると思いますが、その他はどれもほとんど日常生活では耳にしたり、目にしたりすることのない漢字です。知らないと読むことも書くこともできないのでこれ機に覚えておけるといいと思います。

燕雀鴻鵠のまとめ

何事においても、複数人で物事に取り組むときに物事に対する熱量が大きく異なると誰かに負担がかかってしまいます。だからこそ、能力に合わせて作業を分担することが効率的に物事をすすめることができます。また、燕雀鴻鵠というように非凡な人の考えは理解されないということがあるので、近しい才を持つ人の方が考え方が合致しやすいということもあると思います。覚えておけるといいと思います。

燕雀鴻鵠な考え方は受け入れられないことが多い。
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