【悪婦破家(あくふはか)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

悪婦破家(あくふはか)

コロナ渦など大きな話題や事件事故があると扱いが小さくなりますが、子供への虐待や育児放棄をする事件が後を絶ちません。何十年に渡り重大で深刻な社会問題となっていますが、親子関係に公的機関が介入するのは難しく、それが無くならない要因となっています。そんな状況を言い得て妙な四字熟語が「悪婦破家」ではないでしょうか。もちろん、母親だけではなく父親の所為でもありますが、家庭崩壊を表現する「悪婦破家」について調べてみました。

悪婦破家の意味

「悪婦破家」の意味は以下の通りです。
・悪妻は家族を不仲にして家庭を崩壊させる。家事をしない悪妻によって家庭が崩壊する。
・夫や家族を大事にしない悪妻と結婚すると一生を台無しにするという喩え。
”悪婦”は「性質の悪い女」「悪女」、”破家”は馬鹿(バカ)の事でもあり「知能が劣る」「本来の働きをしない」「無益」で、合わせて「バカな悪女」ともなりますが上記の様な意味合いとなります。家庭を顧みないで遊びふけたり、家事をまったくしない女性と結婚をすると男性だけでなく、生まれてくる子供まで不幸になるので、結婚相手はきちんとした相手を選ぶべきという教えでもあります。要するに、結婚は慎重に、悪い女に騙されないでといった感じではないでしょうか。この様な女性と結婚をすると、最悪ケースとして前述した様に子供への虐待や育児放棄などに繋がり兼ねません。

悪婦破家の由来・出典

「悪婦破家」の由来は、古代中国の通俗語の辞書「通俗篇」の「輪常」となります。

悪婦破家の類義語・同義語

「悪婦破家」の類義語は四字熟語ではありません。諺では、「悪妻は百年の不作」「悪妻は六十年の不作」「女房の悪いは六十年の不作」などが挙げられます。

悪婦破家の使い方・例文

例文1.隣に住む夫婦は夜中でもケンカが絶えず、悪婦破家の最たる例を自ら証明しているようだ。
例文2.女性には優しくしなさいと教えられ、それを守ったら妻が年々奔放になり、最終的には悪婦破家となってしまった。
例文3.今度は失敗しないと慎重に再婚相手を選んだが、結局は悪婦破家を地で行く女で心底失望した。
例文4.妻とケンカしたら、「私を怒らせると悪婦破家となって家庭がめちゃくちゃになるよ」と脅され、そこから何も言えなくなってしまった。
例文5.付き合っている頃は可愛く素直だったのに、今では家事は一切しないで寝て食ってばかりで体重も30キロ以上増え、本当に悪婦破家そのものだ。
主に結婚を失敗した男性目線での「悪婦破家」を使った例文となります。

悪婦破家の会話例

男性
ふぅー、それにしても結婚生活とは、良い時ばかりじゃないね。
女性
どうしたんですか?
男性
専業主婦の妻が、何かしら言い訳をして家事をまったくしなくなってねー。
女性
えー、専業主婦なのに何もしないんですか。それって、悪婦破家っていうぐらい酷くないですか。

結婚をしている職場の男性が、同僚女性に妻の愚痴を吐いています。

悪婦破家の豆知識

「悪婦破家」は悪妻の事なので、反対を意味する良妻の四字熟語は「良妻賢母」「賢母良妻」「糟糠之妻」となります。また、一人の男性が大勢の女性と結婚するのを「一夫多妻」、気ままな独身生活を「梅妻鶴子」とも言います。

悪婦破家の難易度

「悪婦破家」は漢字検定6級から9級相当の文字組み合わせで、”婦”と”破”は6級で小学校高学年、”悪”は8級で小学校中学年、”家”は9級で小学校低学年でそれぞれ習う四字熟語となります。

悪婦破家のまとめ

「悪婦破家」は、家事をまったくしない悪妻や家庭を大事にしない悪妻は家族を崩壊させて一生苦労するので、結婚相手の女性を選ぶ時には慎重にという、全ての独身男性への強烈なメッセージとなっています。それだけ結婚とは重いものですが、同時に良妻との結婚生活はバラ色で最高に幸せとも理解できます。

悪婦破家になると家庭は崩壊する
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