【栄枯盛衰(えいこせいすい)】の意味と由来、使い方を実例で解説!

栄枯盛衰(えいこせいすい)

「栄枯盛衰」という四文字熟語は誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
私たちの人生には波があり、調子がいい時もあれば、何をやっても失敗ばかりし、調子が悪い時があると思います。そのような、人生の波を表した言葉が「栄枯盛衰」になります。今回は「栄枯盛衰」について詳しく説明していきたいと思います。

栄枯盛衰の意味

「栄枯盛衰」とは、「国・人・物などすべての物は、栄えたり衰えたりする」という意味があります。
冒頭でも述べましたが、人の人生には波があり良い事と悪い事の繰り返しで確かなものはないという事です。

栄枯盛衰の由来・出典

「栄枯盛衰」の由来は、平安時代の平家と源氏の主権争いの時代にあるとされています。当時、平家は強い勢力を持っており、逆に源氏は戦に破れ衰退していくことになりました。そのことを「華やかに咲き誇る花もいつかは枯れ落ちる」と例え、「世の中の全ての物事は栄える時もあれば衰える時もある」と意味し使われるようになったと言われています。
また、「栄枯=草木が生い茂ることと、枯れること」、「盛衰=盛んなことと、衰えること」を重ね合わせてできた言葉だともいわれています。

栄枯盛衰の類義語・同義語

「栄枯盛衰」の類義語として、「一栄一楽」、「盛者必衰」などが挙げられます。

栄枯盛衰の使い方・例文

例文1.栄枯盛衰の人生だが、その方が人生は楽しい。
例文2.どんな会社にも栄枯盛衰を繰り返す。
例文3.スポーツ選手の苦労を見ていると、栄枯盛衰を感じる。
例文4.どんな文明も栄枯盛衰を繰り返し発展している。
例文5.人口減少が栄枯盛衰を物語っている。
使える幅が広い言葉なので使いやすいですね。

栄枯盛衰の会話例

男性
あの家は元々すごく貧しい家だったそうだよ。
女性
そうなの!?今では豪邸に住んでるのに?
男性
うん。会社が軌道に乗って、今は億万長者らしい。
女性
すごいね。まさに栄枯盛衰を感じる家だね。

どんなプロでも最初はみんな初心者ですし、こういった事はある意味必然なのでしょう。

栄枯盛衰の豆知識

「栄枯盛衰」は短期間で変動したものは指さず、長期的な繁栄・衰退を表した言葉です。

栄枯盛衰の難易度

「栄枯盛衰」は馴染みのある言葉でもあり、一般的には漢字検定3級レベルの四字熟語です。

栄枯盛衰のまとめ

日本では、大型地震や感染病の萬栄など災害や災難が続いていますが、「栄枯盛衰」の四文字熟語が表すように、全てのものは繁栄期もあれば衰退期もあり、いつかは今よりもより良い社会へと変化していくのではないでしょうか。

最新情報をチェックしよう!