【活溌溌地(かっぱつはっち)】の意味と由来、使い方を実例で解説!

活溌溌地(かっぱつはっち)

ある程度の言葉はその読み方から、何となく意味合いが想像できたりしますよね。例えば「元気」や「気合」だったら、それこそ口にしただけで前向きな感じがしてエネルギーを貰えた感があるほどです。今回の「活溌溌地」も同様で、口にして発すると元気や勢いを得られる感じがあります。こじ付けと言われたら反論できませんが、でも少しは理解できますよね。それでは「活溌溌地」についての解説となります。

活溌溌地の意味

「活溌溌地」の意味は以下の通りです。
・精神や気力が充実し勢いがある。元気や活気がある。
・生き生きとして勢いが盛ん。張り切っていて元気が満ち溢れている。
・「かっぱつぱっち」「かつはつはっち」とも読む。
・「活撥撥地」「活発発地」とも書き同義となる。
”活溌”は「元気で勢いがある」「行動や活動が生き生きして盛ん」、”活溌溌”は「勢いが良い魚が跳ね上がる」、”地”は助字となりこれらから上記の様な意味合いです。要するに、非常に元気で勢いがある様で、そんな人などを喩えて使用します。その例として、元気な若者や子供、仕事や学業や部活動などに一生懸命だと「活溌溌地に取り組む」「活溌溌地な人」といった形になります。

活溌溌地の由来・出典

「活溌溌地」の由来は、古代中国の儒教の経書「四書」の一つである「中庸章句」の「一二章」となります。

活溌溌地の類義語・同義語

「活溌溌地」の類義語には、「意気軒昂」「意気衝天」「元気溌溂」などが挙げられます。

活溌溌地の使い方・例文

例文1.90歳過ぎの祖父は今でも活溌溌地で、ひ孫と一緒にスウィッチやスマホで遊ぶほど毎日を楽しんでいる。
例文2.ムードメーカーが急病で倒れてからは職場が静かすぎて、彼が活溌溌地な存在で如何に大事だったのが痛感した。
例文3.娘は活溌溌地すぎて、大人になったら問題を起こしそうで心配だ。
例文4.喧嘩した妻を宥めるには美味しいスイーツが効果的で、とたんに不機嫌が解消され元の活溌溌地な性格に戻る。
例文5.普段は大人しい公務員だが、週に一度劇場に行きアイドルのライブを体感すれば活溌溌地なオタになれる。
元気な祖父やアイドルオタクを「活溌溌地」とした例文となります。

活溌溌地の会話例

男性
前から思っていたけど、スマホや清涼飲料水、後はカップラーメンとかのCMって元気過ぎない?
女性
それは思う! 急にボリュームが大きくなるよね。
男性
若い層にアピールで元気なのはいいけど、ちょっと煩いよね。活溌溌地も度が過ぎるよ。
女性
うんうん。あの活溌溌地な作りにして、実際に売上の効果が出ているのかな?

男女2人が、ボリュームが急に大きくなるテレビCMについて会話をしています。

活溌溌地の豆知識

「活溌溌地」は活発・元気があるという意味があります。この活発を女性で例えると、お転婆・じゃじゃ馬・男勝り・ボーイッシュ等となります。男性の場合は、ガキ大将・暴れん坊・問題児・不良少年といったところです。他にも、威勢がいい・声が大きい・うるさい・きびきび・素早い等も活発を連想させる言葉です。

活溌溌地の難易度

「活溌溌地」は漢字検定準1級から9級相当の文字組み合わせで、”溌”は準1級で大学一般レベル、”活”と”地”は9級で小学校低学年レベルの四字熟語となります。

活溌溌地のまとめ

「活溌溌地」は、精神や気力が充実している様から活発や元気があるという意味があります。元々は、勢いのある魚が跳ね上がる事から誕生して、現在でも「活溌溌地な女性」「活溌溌地な気性」といった形で使われています。

活溌溌地な彼女
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