内剛外柔(ないごうがいじゅう)
見た目が穏やかでも気が強い人はいると思います。逆に気が強そうな見た目をしていても、意志が弱かったり、気が弱いということがあります。そして、見た目で人を判断してはいけないというように見た目によらない性格の人もいます。それは昔も今も変わらないため、昔でも見た目によって判断するということ人もいたと考えられます。そのため、内剛外柔という言葉が生まれ使われるようになったのです。今回はそんな内剛外柔という四字熟語についてみていきたいと思います。
内剛外柔の意味
内剛外柔の意味は以下の通りです。
・穏やかな見た目だけが、中には強い意志をもっているさま。
・強い心を持っているが、見た目は優しく穏やかな様子。
内剛外柔は、見た目は穏やかだがしっかりとした意志を持っているさまを表すには最適な言葉です。覚えておけるといいと思います。
内剛外柔の由来・出典
内剛外柔の「内剛」は強靭な精神を持っていることを表しており、「外柔」は穏やかな見た目であることを表しています。これらの言葉を組み合わせて内剛外柔という四字熟語が成り立っています。
内剛外柔の類義語・同義語
｢内剛外柔｣の類義語には、｢初志貫徹｣｢外剛内柔｣｢冬夏青青」などが挙げられます。
内剛外柔の使い方・例文
例文1.内剛外柔、見た目とは裏腹に強い意志を持っている。
例文2.人を見かけで判断していたので、内剛外柔な人と相対した時に驚きを隠せなかった。
例文3.内剛外柔というけれど、性格はファンションなどの見た目にも影響すると思う。
例文4.内剛外柔、彼は穏やかだと思われがちたがとても気が強い性格である。
例文5.内剛外柔な人もいれば、内柔外剛な人もいる。
このように内剛外柔は、穏やかな見た目だけが、中には強い意志をもっているさまをありありと表すことができます。
内剛外柔の会話例
これは、ある選手について話している様子です。
内剛外柔の豆知識
内剛外柔という言葉からもわかるように少なからず、見た目で判断されるということも多いです。特に日本は、TPOにあった服装や礼儀作法を求められることが多いです。シチュエーションに合わせて言葉遣いだけでなく、服装などにも気を使えるといいも思います。
内剛外柔の難易度
内剛外柔の漢字の難易度は、「内」は小学2年生程度、「剛」は漢検準2級程度、「外」は小学2年生程度、「柔」は漢検4級程度です。
内剛外柔のまとめ
見た目が穏やかなのにも関わらず、気が強かったり、頑固であったり、意志が固かったりする人には内剛外柔という四字熟語が最適です。逆に見た目が屈強であり、意志が強い人には使われない言葉なので知っておけるといいと思います。
